「付加価値を出すためには、相手が何を求めているのかの視点を持つこと」
コンサルティングラインの山田さんは、大学院卒業後にIT業界で働くことを目指し、グローバル展開にも魅力を感じてモンスターラボに入社。DXコンサルタントとして活躍する期待のルーキーです。
ーー山田さんにとって「Amplify your impact」とは?
Amplify your impactをそのまま訳すと「自分の影響を増幅する」という意味になると思いますが、僕は自分の中で「付加価値を出す」と言い換えて意識しています。
付加価値を出すために、「相手が何を求めているのか」「何をしてもらうと嬉しいのか」ーーこの視点を常に持つことを心がけています。
ーー付加価値を出すために、どのような行動をとっていますか?
具体例を挙げると、資料は価値をつけるべき部分だと考えています。提案書としてのスライドもそうですし、成果報告書などは特に、たくさんある情報をどのような階層にしてまとめていくのか、伝わりやすい文章にするかなど、相手が一目でわかるような資料になるように意識して作成しています。
もちろん、勉強も続けています。
入社して最初にアサインされた案件では、ITインフラ、データ分析などの業務があり、まだ知識が浅い部分もあったので、自分で事前に勉強をし、クライアントとの認識合わせも丁寧に行うよう心がけていました。
ITは分野が広く、日々進化しているので学習にキリがないのですが、業務で出てきた分からないこと、深い知識を身に着けるべきことはその都度調べて理解し、先輩にお願いして1on1や壁打ちをしてもらい学習をしています。
ーー業務で大切にしていることを教えてください。
コンサルティング業務において大切だと痛感しているのは、合意の取り方です。
クライアント側には複数の人が関与しており、中には意思決定をする上で重要なステークホルダーもいらっしゃいます。色々な課題や責任を持つ方々に対して合意を取ることは簡単ではないのですが、ここが最終的にクライアントに価値を提供する上で肝だと思っています。
クライアントの期待する成果の方向性を間違えた状態で成果物を持っていくと当然棄却されます。そこで、事前に「こういう方向性の提案を出そうと考えていますが、この方向性で合っていますか?」とお尋ねして、方向性をすり合わせます。こうすることで、クライアント側とどのような成果物を作るのかの認識合わせができます。認識合わせができたことで、会議の土台が出来上がります。次は成果物のクオリティを評価するというステップに進みます。
入社から1年経ちましたが、ステークホルダーと認識合わせをしたり、途中で適宜フィードバックをもらうことが、うまくクライアントの期待する成果の方向性を確かめるコツかなと感じています。
また、直接業務に関係ないように思われるかもしれませんが、笑顔と挨拶も大切にしています。オンライン会議でも必ずカメラ・オンで顔を出して、頷くときは、いつもより大げさに頷きます。
プロジェクトを進める上で大変なこともありますが、どんな時でも笑顔でいることを心がけています。笑顔=ヘラヘラする、ではなく、”大丈夫” ”行ける” ”やれる”という意味での笑顔です。前の日にうまくいかなくても、次の日は笑顔で、その日の業務をこなすようにしています。
ーーモンスターラボの良さを一言で表現すると?
「許容度の広さ」。もう一言付け加えるなら、「楽しくコミュニケーションができる」。
新しく学んだことや、こういうことをやってみたいと提案したり挙手したりすると、受け入れてもらえる文化があります。社内の雰囲気はとてもフラットで上下関係も厳しくないので、上司や先輩に気軽に話しかけることができます。社員全員がみんなでいい組織を作ろうという気持ちを持っているからだと思います。
例えば、アジャイル開発についての知識を深めるために勉強会をしたいと相談したところ、上司や先輩社員からアドバイスをいただきました。それだけでなく、”こんな本読んだらどう?”と教えてもらったり、”こんな人に話を聞くといいよ”、と社内のネットワークも広げてもらいました。
ーー今後の目標を教えてください。
クライアントとの合意の取り方が上手なコンサルタントになりたいです。合意の取り方が上手な人は周りを巻き込み信頼されているので、自分もそこを目指したいと思っています。
また、これからは後輩も入ってくるので、手助けできるような知識を身につけて、しっかりとアウトプットできるようにしたいです。
DX コンサルタント
山田 優作