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2つのWillの重なりの最大化を目指して

株式会社モンスターラボ People&Culture 執行役員 井上悠

People&Cultureのミッション

モンスターラボは、DXを通じてお客さまが抱えている課題を解決する会社です。

事業戦略、体験設計、開発、成長基盤構築それぞれのフェーズに応じた支援を行っており、特定の商品やサービスを提供する会社ではありません。課題を解決するのはモンスターラボに集まっている社員の知識や経験、あるいはスキルです。2023年12月現在、グループ全体で約1400人の社員がいますが、各社員がサービスを生み出す唯一の資本であり、モンスターラボそのものであると考えます。

そのような事業の特性もあって、会社の成長の鍵を握っているのは社員だと私たちは考えています。

 

私たちの部署、People&Cultureとしては、いかにValuesを体現して活躍できる人材を惹きつけるか、そしてモンスターラボで働き続けてもらうかを最大のミッションに据えて、日々何ができるかを考えています。

 

専門性を持ち寄ってワンチームで動く

モンスターラボがどのようにお客さまの課題解決を支援しているか、ご説明します。

 

モンスターラボにはコンサルタント、プロジェクトマネージャー、デザイナー、エンジニア、品質保証のQAなど、それぞれの分野のスペシャリストがいます。例えばデザイナーの場合、ユーザー体験を設計するUXデザイナー、インターフェースのデザインをするUIデザイナーなどと専門分野が異なります。一方エンジニアは、技術を選定するテックリードやシステム開発を担うバックエンドエンジニア、さらにベトナムにある拠点は約600人体制で開発を支えています。

我々のお客さまは事業規模が比較的大きいことから、これらの多様なスペシャリストがプロジェクトごとに専門知識を持ち寄ってチームを作り、ワンチームとしてご支援します。

昨今お客さまの課題が複雑化していることから、より多角的・複合的な視点から課題を捉え、解決策を見出していく必要があります。また、ベトナムのエンジニアなどグローバルにある拠点と連携することも多々あります。複数のスペシャリスト、複数の拠点にまたがって構成されるチームがうまく機能するためには、自分の役割はここまでと境界線(ボーダー)を引くのではなく、お客さまと課題を共有した上で、専門性や役割を超えてボーダーレスにコラボレーションする必要があります。各自が専門性や国・文化などのボーダーを超え、色々な人たちを巻き込むという考え方で進めることができる環境を会社としても提供できるよう、心がけています。

 

「働きやすさ」と「やりがい」ーー社員が成長できる企業へ

モンスターラボでは数年前から新卒の採用も始めましたが、それまでは中途で転職して入社した人ばかりでした。日本でも人材の流動性が高まっていますが、新卒か中途かに関係なく、モンスターラボを選んで入社し、ここで成長し活躍し続けてもらいたいと考えています。

そこで、我々はタレントマネジメントに積極的に取り組んでいます。

どのような会社なら、ここで成長し活躍し続けることができるのかーー。大切なのは、単に「働きやすい」だけではなく、「やりがいや成長を感じることができる」会社だと考えています。やりがいはどのような時に得られるのかというと、活躍してその活躍を実感したとき、お客さまの課題解決を支援し成果が出たとき、などでしょう。実際に社員を見ていると、自分自身のキャリアのオーナーは自分であって会社ではない、そんな自律的な姿勢を持つことでやりがいを感じ、成長しているようです。

社員はそれぞれの理想のキャリアを抱いており、伸ばしたいスキルがあります。一方で、会社には戦略があり、事業の成長が必要です。そこで、社員と事業の2つのWill(なりたい姿/ありたい状態)が交わるところを大きくしていく、これが大切だと考えています。つまり、タレントマネジメントで取り組む個人の成長、そして組織としての成長がつながっている状態を目指しています。

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まとめると、社員の成長、顧客の満足度、事業の成長の3つの柱があると言えます。トライアングルとなっており、どれか1つでも柱が欠けると残る柱に影響が出ます。社員の満足度が低い状態ではお客さまにしっかり向き合って価値をご提供するのは難しいですよね。3つの柱が相乗効果を出しながらそれぞれ成長している状態が理想と考えています。

4つのValuesを体現している社員「The Best Monstars」を賞賛

社員に満足してもらったり、やりがいを感じてもらうために、モンスターラボが展開している取り組みをご紹介します。

 

まず一つ目は、People&Cultureの相談窓口です。社員の相談に乗りながら、コーチングのような感じで次のステップを一緒に検討するような支援を行っています。
 

例えば、ある社員が仕事のパフォーマンスが思うように出ないという相談を持ちかけてくれたことがありました。そこで、キャリアカウンセリングを通じてパフォーマンスがなかなか出ない要因を一緒に探りました。そこから、タスク管理能力が弱いかもしれないと分析し、タスクマネジメントの支援を行いました。その後、この社員のパフォーマンスは改善し、実際の業務での行動や立ち振る舞いも変わりました。

 

二つ目は、年4回実施するエンプロイーサーベイです。ここでは一人一人の声に対応するだけではなく、組織全体の状態を把握しています。モンスターラボでは、各事業部からPeople&Cultureを兼務してもらうHRビジネスパートナーを任命しており、出てきた数値が何を意味するのかをHRビジネスパートナーと一緒に考え、問題がありそうだとなれば、解決のためのアクションを決めて実行しています。

 

三つ目は称賛文化作りです。金銭的な報酬という形だけでなく、非金銭的な報酬として「THE BEST Monstars Award」というアワードを設けて、社員の活躍を称賛しています。ここでは、モンスターラボが大切にしている4つのValuesおよび行動規範である「A(Amplify your impact)」「B(Be borderless)」「C(Create value)」「D(Do what's right)」それぞれを体現している社員を表彰しています。称賛されることでその社員のやりがいがさらに高まりますし、周囲にもいい刺激になっているようです。

THE BEST Monstars Award

多様性が価値を生む

働きやすさでは、心と体の健康が保たれている“ウェルビーイング”の支援、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ・インクルーシブ)などを前提として整備しています。多様な働き方をサポートするため、社員は新型コロナの前から在宅などリモートで仕事ができる環境にあります。

 

女性の比率は約30%。エンジニアやコンサルタントなどの職種は男性が多いため、この業界では高いと認識していますが、もっと上げていきたいと考えています。外国籍の人もたくさん活躍しています。日本の社員の16%が外国籍です。このように、男性ばかり、日本人ばかりではない環境で仕事をしています。

 

最も誇っているのは、男性の育児休暇の取得率が78%(2023年)に達していること。何か特別な対策をしたわけではないのですが、モンスターラボでは子供が生まれた男性社員が育児休暇を取ることは当たり前になっています。

 

このようにDE&Iに取り組むことは社員の働きやすさにつながるだけでなく、多様な視点を持つ組織にもつながっています。お客さまが抱える問題は多種多様で、多様な人材がいるからこその発想や能力のメリットを、お客さまに提供する価値に変えることができていると感じています。

 

モンスターラボは社員を会社の資産と考え、社員の満足度を大切にしていることがお分かりいただけたと思います。ここには、多様な価値観、専門性を持った社員が集まり、日々お客さまの課題解決に取り組んでいます。ぜひ私たちと一緒に、自分の能力を高めて、成長しませんか。

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